１歳児の乳歯に虫歯～なりやすい原因と予防策～

１歳児の乳歯の虫歯について

可愛い赤ちゃんだった我が子も、１歳がくる頃には
前歯、そして早い子は奥歯も歯が生えてくることでしょう。
赤ちゃんに歯が生えてくると表情がより可愛らしく見え、
親としては喜ばしい成長です。
しかし、歯が生えてくるということは＝虫歯ができる可能性も
増えてくるということなのです。
今回は１歳児の虫歯についてのお話です。

１歳になると甘いジュースやお菓子を与える機会が増えます

こどもが１歳になるとジュース、お菓子、食事も
味付けのしっかりしたものを与える機会が
ぐっと増えるご家庭も多いのではないでしょうか？

わが家の息子は今現在１歳半ですが
まさに１歳ごろからジュースや、10時、3時のおやつの時間に
赤ちゃん用クッキーや補助食にとおにぎりを
与えたりしていました。
関連記事↓
・１歳に与えるおやつの適正の量やオススメは？

１歳の歯、乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすい

甘いジュースを飲む機会が増えると
いくら歯磨きをしっかりしたとしても、
虫歯になる可能性はあります。
そして乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすい
というデータも発表されています。
歯を覆っているエナメル質の厚みが乳歯は永久歯の約半分しかないそうです。
つまり大人の倍、虫歯になりやすいと言ってもいいくらいです。

１歳の子供は歯磨きを嫌がる傾向にあります。
１歳の子供で「わたし、ぼくは歯磨き大好き！」という子は、
まずいないのではないでしょうか？
我が家の息子も毎晩泣きながら歯磨きをされています。

親がしっかり仕上げ磨きをしたと思っていても
どうしても歯磨きが不十分になってしまい
気づけば虫歯になっているというパターンが多いようです。

乳歯の虫歯は見ても気づかない！？

大人は虫歯になると歯の一部分が黒くなっていたり
痛みを感じて虫歯に気づくことが多いと思います。

でも乳歯にできる虫歯は黒色ではなく白いので
ママやパパが見ただけでは虫歯であると気づかないことが多いです。
虫歯が白いなんて驚きですよね。
そして、こども自身もまだ歯の痛みの感覚に鈍いので
たとえ虫歯になっていても痛みを感じることが少なく、気づいたころには
神経まで虫歯になっていることも珍しくありません。

１歳の虫歯を予防するためには

まずは大人と同じように歯磨きをしっかりすることが大切です。
赤ちゃんは、うがいができないので
その分もしっかりと磨いてあげてください。
とはいえ、１歳の頃は３食の食事以外にも10時、3時におやつやおにぎりを
与えることもあると思います。

毎食後に歯磨きをするのは大変です。
一日一回、寝る前だけはしっかり磨く、３日に一度はフロスをかけるなど
無理のない範囲で歯磨き予防をしてあげてください。

また、定期的に歯医者へ通い、フッ素を塗ってもらうのも良いです。
フッ素を塗ることで歯のエナメル質が丈夫になって虫歯をできにくくします。
またそれ以外にも歯の磨き残しのチェックや
汚れを落としてもらえるのでおすすめです。

また１歳の頃から歯医者へ通うことで
歯医者に慣れるというメリットもあります。

１歳だと虫歯の治療も大人とは違います

歯磨きやフッ素を塗っても虫歯ができることはあります。
そうなると治療が必要になるのですが、虫歯の治療も大人とは違います。
まず虫歯は削って治すのではなく
フッ素を塗って歯を強くして
それ以上虫歯を進行させないようにする治療をします。

それでも進行してしまう、または、痛みが出ているような虫歯の場合は
削る必要があるのですが、１歳だと動いてしまうため、
全身麻酔をして治療する場合もあります。

可愛い我が子に甘くておいしいお菓子をあげたくなる気持ちは
よくわかります。
そのときは食後の歯磨きもしっかりしてあげてくださいね。

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