1歳の赤ちゃん、ハイハイしないけど大丈夫?原因や対策は?

1歳の赤ちゃん、ハイハイしないけど大丈夫?原因や対策は?

 

生まれてから1歳になるまでの間に
赤ちゃんは驚くほどの成長を遂げます。

 

首がすわり、寝返りをし
おすわりができるようになり
1歳にもなればハイハイからつかまり立ち、
1人で立てるようになる子もいれば
早い子は1人歩きを始める子も。

 

そんななか
「うちの子は1歳を過ぎたのに
ハイハイをする気配もない!」
となると、お父さんやお母さんは
心配になってしまいますよね。

 

成長には個人差があるものとは言え
やはりそういった成長段階の
遅れというのは気になるもの。

 

ある日突然ハイハイをしはじめる子もいますし
ハイハイをせずに歩き出す子や
成長がゆっくりなのんびりさんもいます。

 

しかし何か身体に異常がある
可能性もゼロではありません。

 

正確なことは専門医に診てもらわなくては
なりませんがまずは知識として、
1歳を過ぎてもハイハイをしないことには
どんな原因があるのか知っておくことが大切です。

 

ハイハイを促す対策なども併せてご紹介していきます。

ハイハイをし始める目安は?

 

ハイハイというのは床に
手と膝をついた四つん這いの状態で
進んでいく状態です。

 

四つん這いのハイハイから
始める子もいますが
多くの赤ちゃんは、腕や足の裏を使い
ほふく前進のような状態で進んでいく
いわゆるずり這いからスタートします。

 

そこからだんだんと手足の力がつき
おしりが上がるようになって
四つん這いのハイハイに変化していきます。

 

ずり這いはおすわりが安定してくる6ヶ月頃
四つん這いのハイハイは7〜8ヶ月頃に
始める赤ちゃんが多いようです。

 

あくまでもこの月齢はハイハイを始める目安です。
この時期を過ぎてもハイハイをしないからと言って
なにか発達に問題があるわけではありませんので
安心してくださいね!

 

 

ハイハイをしない原因

 

まず大前提として知っておきたいのは
必ずしも全ての赤ちゃんが
ハイハイをするわけではないということ。

 

ハイハイをせず、おすわりの状態のまま
ずりずりと移動していく子もいます。

 

1歳になってもハイハイはおろか
おすわりも寝返りもしないという子もいます。

 

数日前までハイハイすらしなかったのに
2歳近くなって、急にスタスタ
歩き出したという子もいるそう。

 

それだけ、赤ちゃんの発達には
個人差が大きいのです。

 

 

以前は多くの赤ちゃんが
使用していた歩行器ですが
この歩行器が原因でハイハイをしないという
可能性もあると言われています。

 

歩行器によってちょっとの力で
無理なく移動できると
手や足の筋肉の発達が遅くなってしまったり
ハイハイに対する意欲が湧かなかったり
してしまうのです。

 

1歳を過ぎてもハイハイをせず
歩行器を使っているという場合は
使用の時間や頻度を見直してみる
必要があるかもしれません。

 

 

骨や筋肉に異常があるという事も
考えられますので
楽観視はできませんが
異常なしと診断されたのであれば
ある日突然、ハイハイをし始めたり
ハイハイをせずに段階をとばして
歩き始めるという可能性も
十分にあり得るのです。

 

 

1歳過ぎても首がなんとなく
グラグラしていたり
手でものをつかむことすらしないというような
ハイハイをしない以外にも明らかに身体の発達に
遅れが見られうような場合には
専門医に診断してもらうことを
おすすめします。

 

そうでなければ、焦らずに
気長に成長を見守ってあげてくださいね。

 

 

ハイハイをしないとリスクがある?

 

前述の通り、ハイハイは全ての赤ちゃんが
必ずするものではありません。

 

しかしハイハイは赤ちゃんが
成長していくうえで
できれば経験しておいた方が
いいものです。

 

ハイハイはただの移動手段である以上に
バランス感覚を養ったり、
手足の筋肉を鍛えて
歩くための身体作りをするという
役割があります。

 

手や足を動かすことで、
脳の発達にもつながるそう。

 

また、手をつく姿勢や動きが
身体にインプットされることで
歩き始めた際、バランスを崩して転倒しても
とっさに手をつく動きが
身につくとも言われています。

 

ハイハイをしないこと自体に問題はありませんが
このように発達や動作を促すという意味では
必要のある動きなんですね!

 

ハイハイをしない赤ちゃんには
お母さんが足を持って曲げ伸ばしをして
筋肉のトレーニングをしてあげたり
足の裏をマッサージして刺激を与えてあげると
効果があると言われています。

 

ハイハイをしないことが心配なお母さんは
スキンシップも兼ねて
遊びの一環としての筋肉トレーニングや
マッサージをしてあげるといいですね。

 

 

ハイハイをさせるにはどうしたらいい?

 

赤ちゃんのハイハイを
促すために大切なのは
動き回ることのできる環境作りと
自分の力で動き回りたいという
興味や関心、好奇心を引き出してあげること。

 

赤ちゃんが安全に遊べるようにと
ゲートを使用している
ご家庭もあるかもしれませんが
限られた空間の中ではハイハイで
移動することに関心がむかず
ゲートにつかまって立つことが
先にきてしまうことも。

 

ハイハイを促したい場合には
まずは赤ちゃんが自由に動き回ることのできる
安全な場所と十分なスペースを
用意してあげましょう。

 

我が家でも、ハイハイをし始めた時期には
ソファーやローテーブルなどは
撤去したり端に寄せるなどして
できるだけスペースを
確保するようにしていました。

 

そして赤ちゃんが泣いたからと言って
すぐにおもちゃなどを渡してあげるのではなく
ちょっと動けば手が届く場所に
興味関心を惹くものをおいてあげましょう。

 

手を伸ばす動きはハイハイの
前段階であるずり這いに繋がります。

 

同じくらいの月齢の子が
みんな歩き始めているのに
うちの子はハイハイすらしないから
比較するのがつらくて、
児童館や支援センターは避けているという
お母さんもいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、他の赤ちゃんが
動き回っている姿を見ることが
お母さんが思っている
以上に刺激を与えてくれます。

 

目新しいおもちゃもたくさん
あって好奇心を刺激し
さわってみたいという気持ちや
周りのお友達のマネをしてみたいという
気持ちから、ハイハイを
し始める可能性もあります。

 

周りの先輩ママや、職員の方に
思い切って不安な気持ちを打ち明けてみるのも
いい気分転換になるかもしれません。
足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

あとはなんといってもお父さんやお母さんが
躍起になってハイハイをさせようとせず
長い目で見守ってあげることが大切です。

 

なんとでもハイハイをさせなくては!と
力が入ってしまうと
敏感な赤ちゃんはいつもと
違う様子を感じとって
ますます萎縮してしまいます。

 

一緒になって遊びながら
その遊びを通して、いろいろなことが
できるようになる喜びを、
お子さんと一緒に共有していけるといいですね!

 

 

1歳過ぎてハイハイしなくても大丈夫!

 

育児書などを読んでいると
この時期にはこれができていないと!と
つい教科書通りの成長を期待したくなりますよね。

 

1歳過ぎてハイハイしなくても大丈夫!
それがその子の個性なのです。

 

まずお父さん、お母さんが
その子の成長の仕方の個性を認めてあげましょう。

 

心配しながらも成長を見守っているうちに
あっという間にあれも
これもできるようになりますよ!

 

できないことよりも、
我が子ができるようになったことに
目を向けて、たくさん褒めて
できることの増える嬉しさを
経験させてあげてくださいね。

 

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