1歳児の湿疹が治らない〜原因や対処法について〜

1歳児の湿疹が治らない〜原因や対処法について〜

 

子供の顔を見たら、湿疹が出来ていた!
オムツを交換したら、お尻に湿疹が!
体に湿疹が出来ている!

 

と突然出てくる湿疹に、ビックリして
しまう事もありますよね。たくさん湿疹が
出ていたら病院に行きますが少しの場合で、
痒がらない時は様子を見たり、スキンケア
をしたりする事もあるのではないでしょうか。

 

ですが、湿疹も、対処法を間違えると、
とびひになってしまったり痕が残って
しまう事もあります。

 

今回は1歳の湿疹が治らない原因とケア方法
をご紹介していきたいと思います。

湿疹の原因は?

 

湿疹には病気からくる湿疹と
刺激からくる湿疹があります。

 

いくつか原因がありますので紹介します。

 

病気からくる湿疹

 

 

はしか
はしかは生後6ヶ月から幼稚園くらいまでの
お子さんにかかりやすいです。非常に感染力が
強い病気です。

 

はじめは風邪に似た症状が出ますが小さく
赤い発疹がでたり口の中の頬の裏に白い
湿疹が出るのが特徴です。

 

 

風疹
はしか、風邪の症状によく似ているため
風疹も気が付きにくい病気の一つです。

 

体に米粒より大きめの湿疹が出ます。
湿疹が消える頃に痒みが出ます。

 

※はしかと風疹は予防接種がありますので、
きちんと受けると症状も軽くすみますので
受けましょう。

 

 

突発性発疹
突発性発疹はよく聞く病気の一つだと思います。
1歳児に多く見られ、38度以上の高熱が3〜4日
続き熱が下がった後、全身に湿疹が出来ます。

 

 

手足口病
病名の通り、手、足、口に湿疹が出来ます。
熱が出ないお子さんもいます。

 

最初は小さな湿疹ができ、次第に広がって
いきます。必ず手、足、口に出来ると言う事も
無く手と足だけ、口が一番酷かったと言う
お子さんもいます。

 

 

アトピー性皮膚炎
湿疹がよくなったり酷くなったりと繰り返し
湿疹が出る慢性的な湿疹です。酷い時だと
痒みがあり下着が血だらけになってしまう
くらいかいてしまう子もいます。

 

 

水疱瘡(みずぼうそう)
急に湿疹が出来るとすぐに思いつくくらい
よく聞く病気の一つですよね。

 

水疱瘡と聞くと「水疱瘡か〜すぐ治るね」
と話している方をよく見ていましたが
水疱瘡は感染力がとても強く医師の許可が
出るまで外出や保育園には行けない病気です。

 

湿疹は水泡と呼ばれる水ぶくれのような
湿疹が出るのが特徴的です。

 

 

刺激からくる湿疹

 

オムツかぶれ
最近の紙おむつはとても通気性がよくなって
います。しかし、まだ1歳のお子さんはおむつ
が濡れたことを伝える事が出来ない子が
ほとんどです。

 

おむつが当たる部分が赤くなり、湿疹が
出来ます。

 

痛みを伴う事が多くおしっこをしたりすると、
しみて泣いてしまう子もいます。

 

まだ1歳のお子さんの肌は、とてもデリケート
なのでオムツかぶれをしてしまうお子さんは
多いです。こまめに交換してくださいね。

 

 

虫刺され
虫に刺される事で、ポツッと湿疹が
出来ます。痒みを伴う事が多いです。

 

 

あせも
1歳のお子さんはとてもよく遊び、
たくさん汗をかきます。そのため、
身体の色々な場所、特によく汗をかく
部分に湿疹が出来ます。

 

汗をかいている場合、1枚脱いで
薄着で過ごしましょう。

 

 

皮膚科を受診すればいいの?

 

1歳のお子さんだと、初めての湿疹の事が
多いですよね。湿疹が出た場合、皮膚の事
だから皮膚科?でも病気の可能性もあるから
小児科?と戸惑ってしまうお母さんも多いです。

 

私が保育園で働いていた時も湿疹が出ている
事を伝えたり、保護者の方から教えてもらい
病院へ行くことをすすめると
「やっぱり皮膚科ですか?」
「何科にいけばいいですか?」
と聞かれる事が多かったです。

 

迷ったときは、まずは「小児科」へ行きましょう。
小児科は子どもの病気専門の先生がいますので
病気からくる湿疹だった場合、早期に治療が
出来ます。

 

また、病院へ行く時は湿疹がどのくらい出て
いるか、熱は無いかなど連絡してから行くと
いいですよ。

 

 

ステロイドって怖い物って本当?

 

私が保育園や乳児園で働いていた時
湿疹で通院後、登園してきたお母さんから
「ステロイド軟膏処方されたんですが、
怖いので使用しないでおきます」
「副作用が心配なので、いいです」

 

「ステロイドを使うと黒くなるんですよね…
少量だけ付けてください」

 

と、ステロイドが怖い!と言うお母さんが
とても多かったです。

 

私が勤務していた乳児園、保育園には看護師の
先生がいたので話を聞いたことがありました。

 

看護師さんから聞いた注意点を紹介します。

 

 

1.処方されたものは安全だから大丈夫
医師も症状、年齢にに合わせた強さの
ステロイド軟膏を処方しています。
なので、過剰に怖からずに安心して
使ってください。

 

 

2.使用方法を守る
これはどの薬でも言える事だと思いますが、
軟膏だと前回の余った分を顔に塗ったり、
回数を少なくしたり、量を減らしたり
出来るんですよね。

 

ですが、身体用と顔用のステロイド軟膏の
強さも違いますし症状によって、同じ
ステロイド軟膏でも、強さが違う場合が
あります。

 

1歳のお子さんに使用するステロイドは、
比較的おだやかなステロイド軟膏を
使っていますので上の子の残りを使おう!
とするのはやめてくださいね。

 

また、使用方法と違う使い方をしていれば、
その分治りは遅くなってしまいますので
きちんと使用方法は守りましょう。

 

 

3.良くなったからと途中でやめない
痒みや湿疹が治まってくると、ステロイド
軟膏を長く使う事が怖く途中で
やめてしまう方もいます。

 

ですが、その痒みや湿疹の治まりは、
ステロイド軟膏の効果でもあります。
ステロイド軟膏を途中でやめてしまう事で、
再び痒みがでてきたり湿疹が出てくるときも
ありますので、途中でやめず、医師から
言われた通り使いましょう。

 

 

4.黒くなるのは副作用ではないから大丈夫
私自身、勉強不足もあり、これを聞いた時は
「そうだったんだ!」と思いました。

 

ステロイド軟膏を使用していると、
湿疹の赤みが治り黒くなる事があります。
これを「ステロイドの副作用?」
と誤解する方もいます。

 

一度想像してみてください。
大人の傷や、湿疹が出来て、自然に治ると
少し黒くなって来たり、黒く痕が残ったり
しますよね?

 

1歳のお子さんにも同じことが起きている
だけなのです。赤く出た湿疹は治まって
くると、だんだん黒っぽくなっていき、
治ります。

 

ステロイドを使用したことで黒くなって
いるのではなく、治ってきているから
黒く着色してきているのです。

 

ステロイド軟膏を使っていても、
使っていなくても、赤みが治まると
黒くなる事もあります。

 

ステロイド軟膏を使用する事で、治りを
早めてくれるので、黒く着色しないよう
にするにはステロイド軟膏をきちんと
使用した方がいいのです。

 

 

湿疹が出た時の対処法は?

 

1歳の子の肌はとてもデリケートです。

 

・清潔に保つことをしましょう。
ベビー用石鹸で身体を洗い、きちんと
流してあげてください。

 

また、顔に湿疹が出来ている場合は、
ガーゼを使って、優しく洗ってください。

 

また汗もたくさんかきますので、
こまめに着替えをし、薄着を心がけましょう。

 

1歳のお子さんはまだ、ミルクや母乳を
飲んでいる子もいるかと思います。
ミルクや母乳を飲み終わったら、口元を
ガーゼで拭きましょう。

 

 

・保湿も忘れずに!
肌が乾燥している時は、ベビーローション、
保湿クリームを使うのがお勧めです。
薄く身体や顔に塗ってあげてください。

 

湿疹が出ていて薬を塗っている場合は、
避けましょう。

 

 

湿疹だからと思わず、気になったら早めの受診を

 

湿疹にも、病気と関係しているものから、
様子を見て大丈夫な湿疹もあります。

 

熱が出た、いつもと様子が違うと症状が
他に出れば、受診する目安になりますが
湿疹だけ少しある場合は、こまめに様子を
見て、増えていないか確かめましょう。

 

湿疹も少しだけでも、痒みがあると、
子どもは掻いてしまい湿疹がつぶれ、
とびひして悪化してしまう事もあるので
痒みがあるようでしたら、受診をしましょう。

 

お子さんの大事な肌を守る為に、こまめに
様子を見てあげてくださいね。

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