1歳児の自閉症の兆候・症状・特徴・チェック項目について

1歳児の自閉症の兆候・症状・特徴・チェック項目について

 

自閉症とは発達障害の一種で
3つの行動特性があります。

 

現れ方には個人差がありますが、
・言語発達の遅れ
・コミュニケーション能力の欠如
・特定のものや場所への
強いこだわりを示します。

 

これらが3歳頃までに
現れた場合に自閉症を疑います。

 

以前はアスペルガー症候群、
高機能自閉症、知的障害を伴う
自閉症と分類されていましたが、
最近では、知的発達や
自閉傾向の度合いによる
境界線を設けず【自閉症スペクトラム】
という一つの連続体として
捉える見方が広がってきています。

 

今回は、1歳児の自閉症の兆候・症状・特徴や
確認してほしい5つのチェック項目
を紹介します。

自閉症 1歳児の兆候

 

意外と見落とされがちなのが、
乳児期に見られるハイハイとの関係です。

 

赤ちゃんは生後3 ヶ月〜4ヶ月頃で
首が座り、6ヶ月頃でようやく腰が座ります。
ハイハイは通常7ヶ月〜10ヶ月頃の
発達過程で見られますが、
全くハイハイをしないで
歩き始める赤ちゃんが存在します。

 

このハイハイをしない原因の
一つに筋力の未発達があげられます。
知的障害を伴う自閉症の
多くは歩き始める時期が

 

18ヶ月〜と比較的遅い事が
知られています。

 

ハイハイは自閉症児が苦手とする、
協調性運動になりますので
発育を考えると心配になります。

 

ですが、これだけでは
自閉症とは特定できません。

 

自閉症特有の言葉の遅れや、
コミュニケーション能力の欠如、
特定の物や場所への強いこだわり
など現れた場合には経過観察が必要です。

 

自閉症の症状は様々で
年齢が低くければ低い程、
診断が難しいとされています。
目安としは3歳〜が望ましいでしょう。

 

 

自閉症 1歳児の症状と特徴、チェック項目

 

自閉症の特徴は人それぞれです。
100人いると100人とも症状が違います。
知的障害を伴う人もいれば、
知的障害のない自閉症児も存在します。
1歳児の自閉症の主な
特徴をいくつか ご紹介します。

 

【チェック項目】
1・指さしをしない(クレーン現象)
2・あやしても笑わない(認知能力欠如)
3・特定の音や物に敏感(感覚過敏)
4・クルクル回る(常同行動)
5・睡眠時間が異常に短い(睡眠障害)

 

発達ペースには個人差がありますので、
当てはまるからといって
自閉症とは限りません。

 

また、クレーン現象とは言葉を
発しない幼児が何かを要求する際に、
相手の袖を掴む仕草から
クレーン現象と名付けられました。

 

常同行動とは、クルクル回ったり、
手をヒラヒラさせたり同じ事を
繰り返す行動の事です。

 

これらは自閉症の代表的な行動です。
お子様の日々の成長記録と照らし合わせて、
参考までにチェックしてみて下さい。

 

 

1歳児 自閉症の世界

 

1歳児の頃は非常に好奇心旺盛で
エネルギーがあります。

 

乳児期はたっぷり遊んでたっぷり
寝るというイメージがありますが、
自閉症児の中には、睡眠障害を
併発する子が少なくありません。

 

生活リズムが乱れ、昼夜逆転生活が
続くと、お互いの体に負担がかかります。

 

今は 薬がありますので
睡眠時間を正常に戻して
あげる事が可能です。

 

また自閉症児の遊び方の特徴の一つに、
物を並べるという行動があります。
例えば、ミニカーを綺麗に一列に
並べるとします。

 

置く順番だったり、方向だったり、
自分にしかわからない
自分のルールが存在します。

 

自閉症児というのは、
みなさんそれぞれに
自分の世界がありますので、
他者が遊びに加わったり
話しかけられる事をものすごく嫌います。

 

これは認知能力欠如、
コミュニケーショ ン能力の欠如
の為に起こりうる現象です。

 

端から見れば聞き分けが悪い、
ただのわがまま、親の躾に問題が
あると見えてしまうかもしれません。

 

ですが全くもって誤解です。
これらは 全て自閉症特有の行動
からくる症状であり、
親の躾が原因ではないのです。

 

 

自閉症児には自閉症児の世界があります。
育児をされていく中で
疑問や不安に思ったら是非参考にして下さい。

 

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