１歳、２歳児がおもちゃを投げる３つ原因は？効果的な対処法

１歳、２歳頃になると
おもちゃで遊んでいるとき
急におもちゃを投げたり、
投げることを遊びにして
しまったりすることがありますよね。

友だちと遊んでいて
そのおもちゃがあたって
ケガさせてしまったら、
そもそも投げることは
よくないことだからやめさせたい、
など悩みます。

でも、怒っても伝わらない改善されないなど
結局どのようにやめさせるのが
効果的なのか、知りたい方は
たくさんいると思います。

私もその一人でした。
今回は、おもちゃを投げる原因や
効果的だった対処法などを紹介していきます。

１歳から２歳の時期によく見られるイヤイヤ。
これを第１次反抗期といいます。
よく、イヤイヤ期といいますよね。

大体１歳半くらいから徐々に
見られるこのイヤイヤ。

毎日接するママにとってはイライラの
原因にもなりますが、子どもにとっては
とても大事な成長のひとつです。

生まれてからしばらくは
なんでも受け身だった赤ちゃんも
自我が芽生え自己表現をするように
なってきます。

このイヤイヤは、ただ嫌ということを
言っているのではなく、
自分の気持ちを周りの人に
伝えたくてその表現が「イヤ」
になってでてくるのです。

まだうまく自分の感情を
言葉にして細かく
伝えられないですよね。
子どもは「イヤ」でいろんな
感情をなんとかして
伝えようとしているんですね。

毎日、何かするたびに「イヤ」
と言われると本当にイライラ
してしまいがちですが、
自己表現できるようになったんだ、
何を伝えたいのかな？と
考えるようにするとイライラも
大分抑えられると思います。

おもちゃを投げることが
癖になり何かあると、投げてしまう子ども。
でも、なるべくすぐに
やめさせたいですよね？
そこで焦って、頭ごなしに
怒っても、なんの効果もありません。
まずは、お子さんの行動を
よく観察し、どんな時に
投げるのか、投げるときの
様子はどうなのかを、探りましょう。

では、なぜおもちゃを投げてしまうのでしょうか。
考えられる原因として３つ紹介します。

１．遊びのひとつ
遊びの中で、つかんだり
持ち上げたり、振ったり、
といろいろな動作ができるように
なっていきます。

その中で、たまたま「投げる」
ことができた時に、子どもは
楽しくて何度もやります。

ボールで遊ぶうちに上から
投げられるようになる、成長の
ひとつでとても大切ですよね。
子どもは投げれたことが
嬉しくて投げてしまうのです。

まだ、投げていいものいけないものの
区別がつかないのも原因です。

２．自己表現のひとつ
１、２歳の特徴でも紹介したように
１歳を過ぎた頃から、受け身だった
赤ちゃんも自己表現をたくさん
するようになります。

しかし、まだうまく言葉で伝え
られないことから、物を投げて、
「イヤ」な気持ちを表現します。
大人でも、怒った時に
物に当たったりする人もいますよね。

楽しんでいる雰囲気ではなく、
あきらかに「イヤ」そうな
不機嫌な状態の時は投げることで
自分の気持ちを伝えようと
していることが多いです。

３．愛着がない
みなさんのおうちには
おもちゃはどれくらい
ありますか？どのように
片付けされてますか？

喜ぶと思って買ったおもちゃも
あまり気にいってくれず、
そのへんに転がっていませんか？
物を投げる原因のひとつに
その物への愛着がない、という
ことがあります。

子どもをよく観察してみると
大事にしているお気に入りの
ぬいぐるみなどは投げたりしません。
１歳から２歳の間に愛着があるもの
ないものがでてくるんですね。

・遊びの場合
いろんなことができるように
なったことで、嬉しくて
楽しくて投げてしまう場合は、
自然になくなっていくことが
多いです。そのため、見守って
あげるだけで、頭ごなしに
怒ったりしないようにしましょう。

しかし、人に向かって投げようとしたり
重いものをなげようとしたり
危険を伴う場合は、すぐに
いけないことを伝えましょう。
この時、だらだらと、こうだから
危ないよなどと話しても
まだあまり伝わりません。
短い言葉で、真剣な表情で、
伝えることが大切です。

・自己表現の場合
イヤイヤが始まった時に
投げる姿が見られた時には、
子どもの気持ちを代弁して
あげましょう。
「○○ちゃんは、これが嫌だったね」
「○○くんは、こっちがいいね」
など、自分の気持ちを言葉で
伝えられないもどかしさを
ママやパパが解決してあげましょう。

すると、怒っていた子どもも
「そうそうだからいやだったの」
と言わんばかりに、落ち着きます。
そしたら、すぐに投げることは
いけないことだということを、
簡潔にしっかりと伝えましょう。

・愛着がない場合
おもちゃの片付けはどのように
していますか？
大きな箱になんでもかんでも
入れていませんか？

たしかにひとつひとつ分別
しているよりは楽ですよね。
しかし、これでは愛着をもてません。

これは、めんどくさがり屋の私にも
なかなか大変なことでしたが、
片づける箱を小分けにして、
さらに手間ですが写真などを貼り、
どこに片付けるかを明確にすることで
子どもも片付けしやすくなり、
ぐちゃぐちゃだったおもちゃも
すっきりして、少しづつ愛着が
もてるようになります。

また、投げた時に、おもちゃの
気持ちを伝える方法もあります。
「おもちゃイタイイタイしてるね」
「ダイジダイジしてほしいよ」
とぬいぐるみだったらギュッと
してみせたり、おもちゃだったら
よしよしして見せることで
「大切なもの」という感情が
芽生えてきます。

今回紹介した対処法を試して
分かることは、すぐには効果は
でないということ。
なかなか１回では理解してくれません。

長い目でみて、根気強く対処していく
ようにしましょう。
そして、投げるのを我慢する姿や
言葉で伝えられるようになったら、
すぐにたくさん褒めてあげましょう。