新生児糖尿病とは？原因や症状、治療方法について

新生児糖尿病とは？原因や症状、治療方法

高血糖の状態が生後一か月以内に
起こり２週間以上続く状態のため
インスリン投与が必要となる
状態を新生児糖尿病と言います。

４０万に１人という割合のためとてもまれなものです。
新生児糖尿病には２種類あります。
一過性型と永続型になります。

一過性型は、高血糖状態が一時的なため
インスリン投与し血糖値がもとに戻れば
問題はありません。

インスリンも数か月程度で終わりになります。
しかし、２型糖尿病が発症する
可能性もあるため注意が必要です。

それに対して永続型はインスリン投与は
永久的に投与が必要となります。
お腹の中にいるときに
インスリン不足が原因で、成長ができません。

そのため、インスリン投与すると体重増加が始まります。
おしっこの量が多かったり
のどが渇きやすいなどの症状があります。

進行すると、嘔吐や発熱・機嫌の悪さなどが目立ってきます。

遺伝子異常が原因と言われています。
膵β細胞膜上にあるイオン通過門の遺伝子が異常をきたします。

症状は、高血糖症・多尿・ケトアシドーシスなどを起こします。
重症化すると、発達のおくれやてんかんなどを伴うことが
あるので、早めの治療が必要です。

治療方法としては、新生児期は自分で
伝えることが不可能なため
インスリン治療が主です。

経口薬もあるけれど、年齢が低すぎるため
リスクは大きいとされます。

それは、合併症が一番怖いのです。
新生児だからならないというわけではないです。
なるリスクは免れません。

合併症の種類としては
神経障害・腎症・網膜症・脳血管障害・虚血性心疾患
足潰瘍による壊疽などです。

早期発見早期治療で治る可能性は、上がりますが、
永続型の場合は、なかなか難しいため
うまく悪化しないように
付き合っていかなくてはなりません。

よく、子供さんが病気などを
背負った場合に、自分を責めるママさんがいますが
責めないでくださいね。

ママさんの責任ではありません。
遺伝子的なものを背負ってきた場合
仕方ないことになるのです。

とはいえ、受け入れることはしないといけません。
治療も大変だと思います。

ママの笑顔が一番の特効薬になるんです。

新生児糖尿病診断されたら
まず、特別児童扶養手当
受給申請をしてみてください。

都道府県により、乳幼児助成制度は対象年齢が違います。
最近は、申請をしても
受理されることが厳しくなってきているようです。

妊娠糖尿病にママがかかることにより
胎児に影響を及ぼすことは
分かっていることです。

一番は、食生活を気を付けて
リスクをなるべく下げることが
必要となりますが、かかってしまったからと言って、
必ずしも新生児糖尿病が起こるとは限りません。

ただ、新生児糖尿病の発症が
遺伝子変異によるものだとされているため
通常よりは、リスクが高まります。

ママ自身のためにも、赤ちゃんのためにも
少し気を付けましょう。
定期的な、妊婦健診が必要なのは
そういう部分にもあるのです。

そして、もし発症したとしても、焦ることなく、
対処をしていきましょう。
妊娠中も妊娠後も糖尿病を発症すれば
赤ちゃんの授乳などにも
影響は出てきますので。

ママ自身の管理も必要です。