ヘルペス性歯肉口内炎に子供かかった原因や症状、治療法とは?

子供になりやすいヘルペス性歯肉口内炎とは?原因や症状、治療法

 

ヘルペス性歯肉口内炎という病気を
聞いた事がありますか?

 

実は子供にとても多い
感染する病気の1つなのです。

 

ヘルペス性歯肉口内炎を発症した時は
何科に掛かればよいの?
ヘルペス性歯肉口内炎の感染経路は?
発症する原因や症状、治療法とは?
ヘルペス性歯肉口内炎について詳しく調べてみました。

 

 

ヘルペス性歯肉口内炎とは?

 

ヘルペスとは
大小様々の大きさの水ぶくれが
集まる病気です。

 

ヘルペスが発症するのは
ヘルペスのウイルスに感染した為で、
人にヘルペスを感染させるウイルスは
現在8種類と言われています。

 

しかし、感染しているからといって全ての人に
ヘルペス性歯肉口内炎の症状が出るわけではありません。

ヘルペス性歯肉口内炎の発症する原因や感染経路

 

ヘルペス性歯肉口内炎は生後6ヵ月から
発症しやすいと言われています。

 

生まれた頃の赤ちゃんはは
お腹の中にいた時にママからもらった
抵抗力を使って体を守っていますが、
この効力が切れてくるのが
生後6ヵ月頃なのです。

 

ヘルペス性歯肉口内炎は
生後6ヵ月の赤ちゃんから
多くは3歳頃の子供までに
よく見られる病気です。

 

ヘルペス性歯肉口内炎を発症する
単純ヘルペスウイルス1型は
大人ならほとんどの人が
菌を保有しています。

 

そして、ママから子供へと
感染しやすい病気なのです。

 

単純ヘルペスウイルス1型は
飛沫感染もしますが、
多くの場合接触感染によって
発症します。

 

感染力がとても強いウイルスなので
赤ちゃんへの口移し以外でも
同じコップを使ったり、
同じタオルを使用すると
ヘルペス性歯肉口内炎に
感染する場合があります。

 

ヘルペス性歯肉口内炎の症状

 

ヘルペス性歯肉口内炎に感染した赤ちゃんでも
多くの場合は特に看護が必要な症状が
見られないまま治る事がほとんどです。

 

しかし、感染した赤ちゃんの中の
約1割は症状が出てくる事があります。

 

「口が痛む」
「38度前後の高熱が5日程度続く」
「高熱が出てから約3日経過してから歯茎が腫れる」
「口内炎が口の中に無数にできる」
「口の周りや唇にも口内炎ができる」
「普段以上によだれが増える」
「まれに脱水症状が起こる」

 

重症化すると口内炎は喉にまで広がってしまい
とても強い痛みを訴えます。

 

 

ヘルペス性歯肉口内炎は何科に掛かる?

 

ヘルペス性歯肉口内炎を発症した時は
基本的にはかかりつけの小児科で
診察してもらう事が可能です。

 

小児科以外では皮膚科や内科でも
受診する事ができますので
重症化する前に早めに受診してあげましょう。

 

ヘルペス性歯肉口内炎は
発症している状況に合わせて
薬を処方してもらいます。

 

口内炎は自然治癒がほとんどですので
長くても約2週間程度まで
ビタミン剤を処方される事があります。

 

痛みを伴う場合は痛み止めを処方してもらいます。
痛みがひどい時は、抗ヘルペスウイルス薬を
飲み薬や注射等で処方してもらいます。

 

痛みがひどく、飲み物が十分に摂取できない場合は
点滴で脱水症状を防止してもらう事もあります。

 

 

ヘルペス性歯肉口内炎を発症した時の注意点

 

ヘルペス性歯肉口内炎は
家族間で感染させてしまう事もありますので
ヘルペス性歯肉口内炎を発症した時は
コップや食器類、タオルなどは
別々のものを使用するようにしましょう。

 

水ぶくれを触って潰してしまうと
感染箇所が広がったり
感染してしまう事があるので
赤ちゃんや周りの人が
触らないようにしましょう。

 

 

保育園や幼稚園の登園について

 

ヘルペス性歯肉口内炎は感染力が強いので
子供同士で水ぶくれを触ったり、
食事中にお互いの食器やコップに触れ合ったりすると
感染させてしまう事があります。

 

水ぶくれがなくなり、完治するまでは
登園させないようにしましょう。

 

小児科や皮膚科、内科を受診し、
薬を正しく服用していれば
1週間程度で症状は治まります。

 

勝手な判断で薬を途中で
止めてしまったりしないで下さいね。

 

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