川崎病とは?年齢、症状、治療法は?アスピリン治療について

川崎病とは?年齢、症状、治療法は?アスピリン治療について

 

川崎病(急性期)とは?

 

血管に炎症の起こる病気で
急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群と呼ばれる病気です。

 

 

川崎病(不全型)とは?

 

●BCGの跡が赤くなる。

 

●黄疸や腹痛・下痢の症状がある。

 

●痙攣・関節痛

 

上記いずれかが当てはまる場合も念のため受診することをお勧めします。

川崎病発症年齢は?症状は?

 

4歳以下の子供に多くみられる。特に1歳前後の発症が多いです。

 

血管の炎症によるもののため、38度以上の高熱が5日以上続くこと、

 

全身に発疹が出ること、目の充血やイチゴ舌などの症状が現れます。

 

血液中の白血球の増加、血小板の増加は見られます。

 

手足にむくみがでる、腫れた手足の爪部分から剥ける。

 

川崎病にアスピリン治療をするわけや留意点

 

血栓を引き起こす冠状動脈瘤を抑制する効果があるのです。

 

つまり、血液が固まりにくくする作用があるため効果的になるのです。

 

あと、アスピリンには解熱作用もあるため、川崎病の治療には効果的です。

 

・留意点

 

アスピリンは血液が固まらない効果があるため、けがをしたりすると、
血が止まりにくなるため、注意が必要となります。
それ以外には潰瘍ができたり、肝機能障害を引き起こすリスクはあります。

 

服用により、副作用が感じられた場合は、速やかにかかりつけ医に相談してみましょう。

 

 

川崎病の予後にも注意は必要!!

 

冠状動脈瘤を起こさないためにも、川崎病の症状が収まった後でも、
経過観察は必要です。

 

目に見える症状が落ち着いたからといって治っていると思いがちですが、
定期的に、検査は必要です。
素人判断で服用中止は絶対にやめましょう。
10%前後は、後遺症が残る場合はあります。

 

川崎病の治療は、入院治療が一般的で、
合併症がない場合は、退院できますが、経過観察がほとんどのため、
入院治療をし、炎症を抑える免疫グロブリンを大量投与する方法が
とられます。

 

ただし、副作用があるため、様子を見ながら投与されます。
主に副作用として見られるものは、
熱・吐き気・むくみ・発熱・などがあります。

 

 

川崎病の再発率とは?

 

2〜3%の再発率、兄弟でかかるのは1〜2%程度のようです。

 

川崎病の一番怖いところとは
後遺症として一番怖いことは、冠動脈瘤になることです。
定期的にレントゲンを撮るようになります。
冠動脈瘤は、ほっておくと、心筋梗塞などを引き起こす原因となります。

 

川崎病にならないために
予後も注意することは必要ながら、予防が最善策になると思います。
そのためには、バランスの良い食事や、適度な運動などが必要となります。

 

 

また、川崎病性冠動脈瘤は医療給付制度があります。

 

問い合わせ窓口:都道府県の保健所などに聞いてみましょう。
川崎病性冠動脈瘤は特定疾患になりますので、医療給付の対象となります。

 

 

対処方法でどうにか乗り切ろう

 

予後良好でも大人になったときに、発病する恐れもあります。

 

早期発見早期治療はそのリスクを下げることにもなります。

 

安心しきらず、定期検診なども受けましょう。

 

冠動脈瘤障害なし:心臓検査を年に一回受ける必要がある。(念のため)運動制限はなし。

 

冠動脈瘤障害あり:アスピリンの服用あり。運動制限は医師の指示によりする。

 

 

アスピリン服用中インフルエンザや水疱瘡にかかったときには、肝障害を伴い
死亡する例もあるため、

 

服用中罹患した場合は、直ちに、かかりつけ医に相談する必要があるようです。

 

 

 

 

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