ヘルパンギーナの潜伏期間や感染経路は?〜治療法について〜

ヘルパンギーナの潜伏期間や感染経路は?〜治療法について〜

 

ヘルパンギーナという感染病
をご存知でしょうか。

 

夏に流行る夏風邪の一種で、
口内炎のような水疱が
口の中、喉の奥中に
たくさんできるという厄介な病気です。

 

口内炎が治るまでは
食べると激痛が走り、
熱が下がって体は元気なのに
1カ月近く苦しみます。

 

今回はヘルパンギーナの
感染経路、潜伏期間、治療法
などについてご紹介します。

ヘルパンギーナの症状や潜伏期間

 

ヘルパンギーナの特徴は
喉全体にできるぶつぶつの
水疱です。

 

このぶつぶつが
食べ物を食べるたびに
つぶれて、激痛がはしり、
とても恐ろしいのです。

 

潜伏期間は2日から4日で、
39度前後の高熱を
伴います。

 

熱は数日で下がるのですが、
発熱よりも水疱が辛く、
これらが消えて元の生活に
戻れるまで1か月程度
必要です。

 

 

ヘルパンギーナの感染経路

 

ヘルパンギーナは夏風邪の一種なので、
普通の風邪と同じで、
ヘルパンギーナにかかっている
子供の咳やくしゃみなどから
感染します。

 

特に集団生活である
幼稚園や保育園などから
感染しやすく、
唾液の飛沫によって広がります。

 

熱が出ているときが
一番うつりやすく、熱が
下がっても数日は
うつる可能性があります。

 

ヘルパンギーナは
免疫力の高い大人は
感染しにくく、4歳以下の
子供、特に1歳以下が
かかりやすいと言われています。

 

 

ヘルパンギーナの治療法

 

ヘルパンギーナの特効薬
はありませんが、解熱作用
や鎮痛作用のある
お薬がでることが多く、
あとは本人の体力で
治すしかありません。

 

あとは、水疱ができるので、
うがい薬が出たりします。

 

食べると激痛がはしるので、
食べるのに苦労しますが、
食べられるものを探し、
少しずつ流し込んでいくしか
ありません。

 

できるだけ食べて、
体力をつけて
治すことが最大の
特効薬になります。

 

 

ヘルパンギーナのときの食事

 

食べられるものを
探す必要があります。

 

基本的には1か月程度
流動食になります。

 

ゼリーやプリン、
ヨーグルトやおじや、
茶わん蒸しなど
喉にしみないものを
探してみましょう。

 

おすすめは
プリンやヨーグルト
などの乳製品を
含むものでしょうか。

 

ゼリーなどは酸味で、
おじやや茶わん蒸しは
塩気が喉にしみて痛い
のですが、乳製品は
若干マイルドです。

 

 

ヘルパンギーナの体験談

 

私自身はヘルパンギーナの
恐怖を生で体験したわけでは
ありませんが、私の夫が
ヘルパンギーナを体験しました。

 

家族中が夏風邪にかかったの
ですが、なぜか夫にだけ
喉の水疱ができてしまったのです。

 

もともとは、わたしが
軽い風邪にかかりました。

 

熱は37度2分程度の
微熱で、喉が痛いなあ
と思っているうちに
治ってしまっていました。

 

次に子供が風邪にかかった
のですが、これも鼻水程度
で完治し、最後にかかって
とんでもないことになったのは
なぜか夫一人でした。

 

ヘルパンギーナは子供の夏風邪
だと聞いていたので、
とてもびっくりしました。

 

大人でも体力が低下している
ときなどに感染することが
あるようです。

 

それにしてもどこから
もらってきたのでしょうか。

 

子供が軽症で完治した
風邪が、実はヘルパンギーナの
菌だったのか、真相は
謎のままですが、
とにかく夫だけが
ヘルパンギーナに
かかってしまいました。

 

ヘルパンギーナの恐ろしい
のは、発熱時ではなく、
熱が下がった後からです。

 

発熱しているときは、
かなりの高熱がでるので、
それがだるく、あまり気にならない
のですが、その後熱が下がると
喉にできた水疱の恐怖が始まります。

 

体は元気なのでお腹はすいている
のに、食べるとのどに激痛が走り、
痛くてのたうち回ります。

 

お腹がすいているのに
食べられないというのは
なんという拷問でしょうか。

 

初期は喉が痛いのですが、
どんどん通常ではそんなに
痛くなくなってきます。

 

しかし、食べられると
思って食べてみると
大変痛がるので、
とてもかわいそうでした。

 

大人であっても
かかることもあるので、
子供がなったときには
マスクをして移されないように
する必要があります。

 

 

ヘルパンギーナにならないために

 

予防法は普通の風邪と同様に、
手洗いうがいを徹底して、
バランスのよい食生活
をこころがけることです。

 

ヘルパンギーナに限らず、
夏風邪は一度なってしまうと
治りにくいため、
予防することが大切です。

 

家族がなってしまったときは
大人にも移ることが
ありますので、
気を付けてください。  

 

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