小児ストロフルスの原因や症状〜家庭で出来る予防法は?〜

小児ストロフルスについて

 

小児ストロフルスという病気を知っていますか?
生後すぐの頃から約2歳までの子供が掛かりやすい病気の一つです。
小児ストロフルスは虫刺されによって発症します。

 

たかが虫刺され、と子供にとっては言えません。
小児ストロフルスを発症する原因や具体的な症状についても
きちんと知っておきましょう。

小児ストロフルスを発症する原因

 

小児ストロフルスが発症する原因は虫刺されです。
ダニやノミ、蚊等の虫刺されに子供の肌がまだ抵抗できずに発症します。

 

もともと何らかのアレルギーを持っている子どもに見られる事が多いです。
ダニやノミ、蚊が繁殖しやすい春〜夏にかけて発症する事が多く見られ、
大人にとってはさほど気にする傷でもありませんが
子供にとっては一大事の病気です。

 

 

小児ストロフルスの症状

 

ダニやノミ、蚊に刺された跡が発疹のように丸く膨らみ始めます。
最大で親指程の大きさに膨らみ始めると次は赤色に変色します。
そして、水ぶくれのような状態にまで変化します。

 

強烈なかゆみが生じますので掻いてしまいますが、
液体が他の箇所に飛ぶと新たに発疹が出来ます。
まれに発熱の症状も現れます。

 

子供の機嫌が悪くなり、普段よりも食欲が落ち
十分な睡眠が取れない場合もあります。
約2週間前後で症状は落ち着き、茶色く変色し治っていきます。

 

酷く掻き毟ってしまうと二次感染を起こす場合がありますので
虫刺され程度と楽観視せずに病院へ受診するようにしましょう。
何度も繰り返し発症すると掻いた
傷から病原菌やウイルスが侵入する事があります。

 

 

小児ストロフルスの治療法

 

ダニやノミ、蚊の虫刺されから水ぶくれができた時は
すぐにかかりつけ医、及び皮膚科を受診しましょう。

 

痒みを止める為にステロイド軟こうや
抗ヒスタミン剤を病院から処方してもらいます。

 

症状が悪化すると我慢できない程の痒みになりますので、
刺された部位の水ぶくれを潰さないように
冷やしてあげるようにして下さい。

 

子供が「もう痒くない!」と申告しても菌は
まだ体内で生きています。

 

完治が出来ていない状態のまま過ごすと
再び小児ストロフルスを発症する事があり
何度も発症すると慢性化して
癖づいてしまいますので必ず医師の診断と指示を聞いて

 

薬の処方を受けて下さい。
自己判断で塗り薬を止めてしまう事はやめましょう。

 

 

家庭で出来る小児ストロフルスの予防法

 

単なる虫刺され、と放置していると
体中に傷跡が残ってしまうほど酷い症状が現れます。
日ごろから家庭でもできる予防法を実践するようにして下さい。

 

 

「部屋を清潔に保つ」
アレルギー体質のある子供がダニやノミ、蚊に
刺される事で小児ストロフルスが発症します。
普段から室内や子供が触れる場所を清潔にしておくようにしましょう。
小まめに掃除をしたり、布団を干して部屋を換気するようにして下さい。

 

 

「外出先によっては服装を変える」
夏の水場や草むらに出かける時は
万一刺されても被害が抑えられるように
子供には長袖の上着や長ズボンを着用させるようにしましょう。
半袖の上に上着を羽織るだけでも
直接刺されるよりは被害を小さく抑える事ができます。

 

 

「虫よけスプレーや虫よけシールを活用する」
市販されている赤ちゃん専用の虫よけスプレーや
ベビーカーに貼る虫よけシールを使用するようにしましょう。
私も夏場は子供のベビーカーと
帽子の後頭部に虫よけシールを貼って
虫刺され予防をしていました。

 

大人用だと成分が強い場合がありますので
赤ちゃんに使用できるものか確認して下さいね。

 

 

「手洗いを習慣づける」
ダニやノミは目で確認する事はできません。
この為、手に付着していても
気付かないので手洗いを習慣づけて
清潔な手を保つようにして下さい。

 

外出先では携帯用の除菌用品を使用しても良いですね。
その他に、万一虫刺されを発見した場合は
触らないようにしてあげて下さい。

 

掻いた時に水ぶくれを潰さないように常に爪を短くしておく事も大切です。
ベランダに干した洗濯物に虫がついている事もありますので
室内に入れる時には注意しましょう。

 

 

 

抵抗力も免疫力もまだ低い子供にとって
虫刺されは大きな病気の一つになってしまいます。
普段から注意して身の回りを清潔にしてあげて下さいね。
もし水ぶくれ状の虫刺されが見つかった時
はすぐに病院を受診するようにしましょう。

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