２歳、３歳児わがままで自己主張が強い子供の原因や対応について

可愛い赤ちゃんの時期も過ぎて、
いよいよ自我が強くなっていく
２、３歳児は、ママも手を焼くと思います。

優しく言い聞かせても聞いてくれないし、
きつく叱れば大声で泣いてしまう・・・。

この時期はママのイライラも
増していき、日常生活もあまり
楽しく感じられなく
なっていきますよね。

そんなわがままで自己主張の強い
２、３歳児との
過ごし方や、原因、対応について
お伝えしていきたいと思います。

わがままは幼児が成長しているサイン

よく幼児は、大人の真似をしたり、
兄弟と同じおもちゃで遊びたがったりと、
何でも真似をしたがりますよね。

言葉でもそうですが、ママやパパの
言葉遣いを真似てみたりと、
本当に真似が大好きな時期です。
それと同時に『自分もやってみたい！』
という思いも強く芽生える時期で、
思い道りにいかない事が起きると、
怒ったり、泣いたりもします。

これは幼児の立派な自己主張で、
大人のように理性を働かせる事は
まだ難しいので、わがままがひどい
と感じられますが、
成長のサインとも言えます。

もちろん本質的な性格は
一人一人違いますから、
あまり自己主張が目立たない子や、
ママだけでは本当に無理！
といったお手上げ状態の子
もいらっしゃいます。

しかし、この『自己主張』というものは
人間にとって、とても大事な事ですから
上から押しつけた言い方よりも、
幼児と同じ目線、立場になって考えてあげる
事も、親の大事な努めでもあります。

とは言っても、四六時中一緒に
幼児と接している
ママにとってみれば、
なかなかそのように接する事が
難しく感じる日もあるのが本音だと思います。

なぜ自己主張をしたがるのか？

これは正直に言えば実際に本人に
『なぜ自己主張をしたがるのか？』
という事を聞いてみなければ分からない事
なのかもしれませんが、

一つの理由としては、
『言葉がまだ上手く話せない』
という事が挙げられます。

人は自分という人間を理解してもらう時、
言葉で相手に伝え、そして相手に
理解や納得をしてもらう
と思いますが、
幼児はまだ片言でしか話せません。

よって『パンが食べたい』
という言葉は話せるけど、

『どうしてパンが食べたいのか？』
という問いはまだ難しいのです。

本能的には『お腹が空いたから。』
というのは分かってはいるけれど、
言葉ではうまく説明しか出来ません。

ですから、
『自分の事を理解してもらえていない。』

と感じた時に、自己主張は
強くなる傾向があります。

言葉のキャッチボールが出来るのは、
幼稚園で言えば年少さん辺りからなので、
２、３歳児にはまだ少し難しいのは確かです。

何でも挑戦させてみる事も大事

わがままで自己主張が強い時期は、
言ってみれば

『好奇心旺盛』な時期でもあります。

ママが『それダメ。』『これダメ。』と言っても
子供はどんどん試してみたい欲が出てきて
終いには暴れ出して泣きじゃくりますから、
『これ食べたらやっていいよ。』
『これ、ないない(お片付け)したらね。』
という風に何か一つ頑張ったら
出来るという形にしてみても
良いかもしれません。

個人的には自分も好奇心旺盛な子供でしたから、
イタズラ大好き、大人の真似大好きという
子供の色々やってみたい！と思う
欲は少し分かります。

しかし、子供にそれをさせる事で、
ママの後片付けが大変になったり、
色々な場所を汚してしまって、
お掃除の時間が増えてしまって
大変な思いをされてしまう事も
増えるかもしれませんが

『一度、体験させてみる。』

という、影で見守る事も大事です。

そして本当に危険な事は、
ママが真顔な状態で、
声のトーンを低めに変えて、
『いけない』と、幼児の目を
しっかりと見て言ってあげて下さい。

これですと２歳過ぎぐらいの幼児でも
『ママがいつもと違う。』
と気付きますから、
少し反省もする子もいます。
幼児は『表情』と『声のトーン』で
ママがどんな機嫌なのかも分かりますから、
本当にいけない時だけ怒り方を変えてみるのは
良い方法だと思います。

ママの一人の時間も作る事

これは核家族になった今、
とても難しい事かもしれませんが、
ママと、２、３歳児が２４時間常に２人で
一緒にいるという状態によって
だいたいのママは疲れて
しまっていると感じます。

ママだってたまにはお友達とお茶などに
行きたいでしょうし、自分の時間を
設けて好きな事をしたいと思います。

ご主人から見れば、
『いつも可愛い自分の子供と一緒に
居れるんだから何が不満なんだ？』
と、理解してくれない方もいるかもしれません。

しかし、ご主人は四六時中
自分の子供を実際に面倒を
見ていないから言えるセリフです。

専業主夫でない限り、
理解が難しい問題です。

実際は自分の時間なんて何一つ作れずに、
頑張っているママ達ですから、
行き詰ってしまっても決して
『もしかして、育児放棄してる？』などと
抱え込まないで下さい。

子供の事を１００％考えて
日々全力疾走で生きているママ達
な訳ですから、
自分の心に余裕が無くなり、
子供に対して疲れてしまった時には
ご主人の休みの日に子供を任せてみたり、
ご実家に預けてみたりして
ママの好きな事をしてみて下さい。

これは悪い事でも何でもありません。
人間ですから大人も子供も関係なく疲れたり、
しんどい日はありますから、
『お互い様』という風に割り切って
生活すると気分もまた変わって、
自己主張の強い我が子と向き合う事が出来たり、
良いアイディアが浮かんできたりもします。

自己主張は大事なこと

ママやパパからしてみれば、
言う事を良く聞いて、素直な子供に
育って欲しいと思うのは当然な事ですが、
自己主張は、子供の成長過程ではとても大事な事ですし、
自分も幼児の頃は、そのように親に
お世話になっていたハズです。

『わがまま』という事ではなく、
『自分の意見を言える子供に成長している』
というように、
『やってみたい！』という意欲がある
言葉でもあると思って、
どうか温かい目で見てあげて下さい。

２歳、３歳児わがままで自己主張が強い子供の原因や対応について