子供の人見知りはいつから始まる?幼児期の人見知りについて

子供の人見知りについて

 

「かわいい子ね」と声を掛けられ
赤ちゃんが泣いてしまって、気まずき雰囲気になったり
「こんにちは」と挨拶されても
ママの後ろに隠れて挨拶できず
きちんと躾ができていないと思われたかなと
情けない気持ちになったということが
ある方も多いのではないでしょうか。

 

逆に、いつもニコニコの赤ちゃんや、
きちんと挨拶のできる子は、
なんだかママも鼻が高いですね。

 

子供の人見知りはなぜ起こるのでしょう。
改善策についてまとめました。

人見知りの始まり

 

赤ちゃんは生後6か月頃から
人見知りが始まる子が多いようです。

 

これは単純に、ママとママ以外の人の区別が
はっきりつくようになったからと、
「恐怖」の感情が生まれるからだと言われています。

 

しかし、最近の研究では、
「知らない人は怖いけど、近づいてみたい」
という感情の表れであることが分かってきました。

 

赤ちゃんの方から、じっと見つめるけど、
声を掛けられると大泣きすることがありますね。
「泣くなら見なきゃいいのに」と思ったり。

 

これは、「興味があるけど怖い」
という赤ちゃんの複雑な感情が
泣くことで、表現されたものなのです。

 

赤ちゃんがいると、話題の中心になったり、
周りから注目を浴びたりと、
赤ちゃんにとってはとても緊張する状況になります。

 

また、泣くかもしれないと不安になるママの気持ちを
敏感に感じたりもします。
それが、人見知りの原因になることもあります。

 

ママの対策としては、しっかり抱っこをして、
周りの視線が集中しないようにしてあげましょう。

 

また、自然な雰囲気で周りの人と会話をするなどすれば、
赤ちゃんはママと周りの人との距離感を感じ取って、
怖いという感情がなくなり、安全なんだと理解するのです。

 

 

人見知りしない子

 

赤ちゃんの人見知りは、6か月〜1歳頃まで、
遅くても2歳頃にはなくなります。

 

逆に、まったく人見知りしない子もいます。
これは、持って生まれた性格で左右されることもあるようです。

 

怖がりだったり、慎重性格の子は、人見知りがありますし
物怖じしない子は、人見知りはないようです。
生まれながらに度胸のある子は、
怖いもの知らずなんですね。

 

また、生まれた時から、大勢の家族の中で育てば、
ママ以外の人にも慣れていますので、
人見知りのない子が多いようです。

 

 

これとは別に、あまり表情がなかったり、
目が合わないなどの様子が見られるときには、
自閉症などの疑いもありますので、
専門機関に相談しましょう。

 

 

幼児期の人見知り

 

3歳頃になって、公園で遊んでいても、
なかなかお友達の輪の中に入れなかったり、
使いたい遊具を変わってもらえなかったり。

 

ママと二人で遊んでばかりで、
お友達と仲良く遊んでくれないと、ママも心配になりますよね。

 

幼児期の人見知りは、恥ずかしがり屋さんや、
引っ込み思案という表現の方が合うかもしれません。
赤ちゃんの時と同じで
「仲良くしたいけど、どうしたらいいのかな?」
と思っていたり、
タイミングを計っている子もいるかもしれません。

 

ママは、「仲良くしなさい」「お友達と一緒に遊びなさい」
など、言ってしまいがちですが、これは逆効果です。

 

子供のタイミングに合わせて、優しく見守ってあげましょう。
また、児童館や、サークルなど、
色々な遊びの場に連れて行ってあげると、
子供の気の合うお友達ができるかもしれません。

 

私の子供は、赤ちゃんの頃から人見知りがあり、
2歳頃には公園へ行っても、誰かが遊んでいると遊ぶことができず、
お昼にみんながいなくなった公園で、思いっきり遊ぶような子でした。
この子はどうしちゃったんだろうと本当に心配したものです。

 

2歳半の時に下の子が生まれ、3か月だけ保育園へ通いました。
そうすると、お友達がたくさんできて、
引っ込み事案な性格から、目立ちたがり屋に変わったのです。
まさに、保育園デビューでした。

 

小学校高学年になった今でも、怖がりな性格は変わりませんが、
クラスでもたくさん発表する目立ちたがり屋な面もあります。

 

何かのきっかけがあれば、
お友達と仲良くする方法を自分で見つけられるのですね。

 

 

人見知りは、愛情不足だとか、
ママとべったりで外に連れ出さないからだとか、
ネガティブなとらえ方をされます。

 

しかし、赤ちゃんの発達段階ではとても大切なものであるし、
人見知りがないからといって、悪いことではありあせん。

 

生まれ持った気質や、環境によって違ってくるのです。
また、慎重な子供は、他者と関わるのが嫌なのではなく、
タイミングを探しているのです。

 

子供の、人見知りや、恥ずかしがり屋な部分を
認めてあげれば、子供の自信にもつながります。

 

そして、周りの大人が、互いに挨拶する姿を見せることで、
コミュニケーションのとりかたを伝えてあげましょう。

 

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