5歳になっても癇癪がひどい原因や対処法〜障害の可能性は?〜

5歳になっても癇癪がひどい原因や対処法〜障害の可能性は?〜

 

1歳から芽生え始める自我の成長と共に、
2歳のイヤイヤ期、2歳〜4歳では
よく癇癪を起してママを困らせてしまうこと
もしばしばある子どもですが、
これは一次反抗期といわれ、子どもの
成長過程で必要なことです。

 

イライラすることもあるかと思いますが、
子どもと共に、親として成長していく
チャンスです。真っすぐに子供と向き合って、
是非ともスキルUPしていきたいものです。

 

一次反抗期を過ぎた5歳。
だいたいの子は癇癪も収まってくる時期
ではありますが、中には更に激しい
癇癪を起こし、親だけではなく
周囲に迷惑をかけてしまう子もいます。

 

親も園の先生もどうしようもなく、
周囲の皆が途方にくれてしまうような
場合もあるようです。

 

なぜそうなるのか。ひょっとしたら
発達障害かもと、悩む方も少なくはありません。
では親としてどう対処すべきか、
考えをまとめてみました。

そもそも「癇癪」とは?

 

「癇癪」とは…些細なことでも感情が抑えられず、
激しく怒り出すこと。すぐに怒ること。

 

「癇癪」という言葉を辞書で調べてみると、
上記のような説明文が書かれています。
「癇癪持ち」という言葉もよく聞かれますが、
子どもの「癇癪」とは少し意味が違うような気がします。

 

幼児期に見られる癇癪とは、先にも述べた通り、
自我の表れの1つです。

 

自分の要求をうまく表せない、
伝えられないことに対する苛立ちなどが、
大声をあげたり、物を投げたりという
形で外に出てきます。

 

泣き叫んでるうちに、どうして泣いているのか
すら、子ども自身分からなくなって
しまうこともあります。

 

そもそも、どうして泣いたのか
説明できる能力があれば、伝え方が
分からないために困惑することはないのです。

 

他にも疲れや空腹
(血糖値が低くなりやすいため、
考えがまとまらない)が負のストレスを
抱える原因になったりもします。
アトピーや乾燥肌の子であれば、断続的に
続くかゆみのために何となくイライラし、
蓄積されたストレスが些細なことを
きっかけに表に出ることもあるようです。

 

 

目的達成のための「癇癪」

 

自分の意思を伝えるように
なってきた5歳、大人が感心するような
例え話を言葉巧みに話す子もいれば、
簡潔にまとめることは出来なくても、

 

絵本のストーリーを最初から最後まで
話してくれる子もいます。
それが出来る子はおねだりの
仕方も上手なのかもしれませんね。

 

では上手におねだりが出来ない子は
どんな行動をとってしまうのでしょうか。

 

2歳〜4歳の第一次反抗期に

 

「叫べばママは抱っこしてくれる」

 

「物を投げる(大きな音を立てる)
とママがかまってくれる」
という乳児期に学習したことを、
5歳を過ぎてもやり続けます。これが癇癪です。

 

夕暮れ時の買い物の最中にお菓子が
欲しくて泣きわく子は、欲求を満たすための
手段として泣き叫ぶことを覚えてしまっているのです。

 

その場をやり過ごすためにお菓子を
与えて機嫌をとり続けてしまうと、
泣けば要求が通ると思い、その手段は
「正しい」ものと認識してしまいます。

 

周囲の視線も気になって、泣きたいのは親の方です。
しかし、良いことと悪いことの
区別を学んでいく大切な時期に、
しっかりと子どもと向き合って悪いことは
「NO」と教えていくことが、分別のつく
大人に成長するために必要なことだと、
親も妥協しない姿勢を貫きましょう。

 

将来、困るのは大人になった子ども自身なのです。

 

上記の例の場合、

 

「今食べたらご飯が食べられないでしょ」
と叱るよりも、
「お腹が空いたね。ママもお腹すいたから、
早く家に帰って一緒においしいご飯を作ろう」

 

「今日は〇〇ちゃんが好きなカレーだよ。お菓子
を食べたらカレーがいっぱい食べられないよ」
などの言葉も効果的です。

 

 

ストレス発散のための「癇癪」

 

年長組になり、園によっては
先生のお手伝いや水やり当番などの
仕事を任されることもあるでしょう。

 

そんな時に先生からの
「すごく、しっかりやってくれていますよ」
とお褒めの言葉に、
「家ではそんなことないんですよ」
と応じた経験はありませんか?

 

外では褒められるのに、家の中では
些細なことで奇声をあげたり、
何が不満なのか分からないけど暴れる子。

 

またはその逆で、家の中(親の前)では
いい子なのに、園にいる時は暴れん坊で
問題児扱い、なんて子もいます。

 

この場合、いい子でいる時間帯に、
子どもは大人が思う以上に我慢を
しているのかもしれません。
そのストレス発散方法が分からないため、
癇癪を起こします。

 

下の子が生まれてお兄ちゃん・お姉ちゃんに
なった子が起こす癇癪も、
このパターンに当てはまるケースが
多いと思います。

 

弟や妹がいなかったとしても、
親から抱っこされることが
激減するのもこの頃です。

 

たったそれだけのことですが、
親から愛情が少なくなったように
感じてしまう子もいます。

 

小学校入学に向けた学習が始まったり、
自分だけの部屋が出来て1人で
寝始める子もあるでしょう。

 

習い事で覚えることが増えたかもしれません。
大人が、もう5歳だから出来て当然と
思う普通のことでも、日常生活の中で
子どもが我慢していることは想像以上に
多いのだと、一番近くにいる親だから
こそ分かってあげたいものです。

 

「頑張ったね」「エラかったね」
とギュッと抱きしめて、特別な何かがなくても、
「○○ちゃんも頑張ってるから、
ママも頑張るね」

 

「今日一日元気でいてくれて、ありがとう」
と、「おはよう」や「おやすみ」の
挨拶の前に顔を見て言ってあげて下さい。

 

気が付いたら「ママも一日、お疲れさま」
なんて言葉を子どもから言われる日が
くるかもしれません。

 

 

パニック状態の「癇癪」

 

自閉症やADHD(注意欠陥多動性障害)
などの発達障害の子が起こしやすい
パニック症状も、癇癪とよく似ています。

 

伝え方を知らないのでも、イライラを
発散させるのでもありません。

 

言葉通り、子どもの脳内はパニックを
起こしているのです。
そのため、症状が出るきっかけと
なった事柄が解消しても、すぐに
落ち着くということは少なく、
30分以上癇癪を起し続けたりもします。

 

こういった特性を持った子どもは
「変化や変更」といった状況を苦手とし、
部屋のレイアウトが変わったり、

 

急に予定が変更になったりした場合も、
理解できずにパニックに陥ります。

 

 

例えば「お菓子を買いに行こう」と
言って買い物に出て、お菓子以外の物が
買い物カゴに入っただけでも、
予定外の出来事を脳が処理できず、
パニック症状が出る場合もあります。

 

その場で固まって動けなくなったり、
奇声を上げたり、カゴの中に入る
お菓子以外の物を投げたり、走りだしたり。

 

子どもによってパニック状態は
異なりますが、奇声を発したり
物を投げたりする場合、癇癪に見えますよね。

 

他にもお気に入りの服がないからと
登園を拒んだり、特有のこだわりの強さから
癇癪に似た症状が出ることもあります。

 

もしそのような傾向にあるのであれば、
まずは地域の発達障害者支援センター
などに相談し、検査を受けた方がいいでしょう。

 

 

子どもの癇癪に困っている、悩んでいる方へ

 

癇癪を起こす時、どこかに「助けて」と
叫んでいる子どもがいます。

 

でも自分でもどうしていいか分からず、
下手をしたら自分が壁にぶつかっているのに
気づかず、更に壁に頭を打ち付けているとしたら?

 

自分の行動のために苦しむ親を見て
「自分はママを苦しめる悪い子」だと
思ってしまえば、対応策を知らない
子どもの癇癪は度を増して
親を悩ませることとなります。

 

子どもの癇癪に困っている親以上に、
癇癪を起こす子どもは、どこか不器用で、
だからこそ日常生活の中で困難を感じ、
ストレスを抱えて過ごしています。

 

そんな子どもの受け皿になれるのは、
親でだけなのではないでしょうか。

 

困っている子どもを助けたいという想いで、
真っすぐに子どもと向き合っていきましょう。

 

 

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