赤ちゃんにミトンはいつまで?〜よくないと言われる本当の理由〜

赤ちゃんにミトンはいつまで?〜よくないと言われる本当の理由〜

 

 

小さくて可愛らしい赤ちゃん用のミトン。
手のひらにすっぽりと収まるサイズ感が
なんとも愛らしいのですが
そもそも赤ちゃんにミトンは必要なのでしょうか?

 

赤ちゃん用のミトンの使用については賛否両論あります。
赤ちゃんを守るために必要な場合もありますし、
使用することで悪影響に繋がる可能性もあります。

 

それぞれミトンを使用するメリット、デメリットを
知った上でお父さん、お母さんが判断して、
適切に対処してあげてくださいね。

 

私自身の体験談も併せて、赤ちゃんのミトンが
良くないと言われる理由や
いつまで使うかなどについてご紹介していきます!

赤ちゃん用のミトンはなんのためにあるの?

 

そもそも、赤ちゃん用のミトンは
なんのために使うのでしょうか?

 

大人にとって、ミトンは防寒具ですが
赤ちゃんのためのミトンの用途はそれだけではありません。

 

もちろん、手が冷たくなってしまっているときに
暖かくしてあげるためにも使用しますが、
多くの場合は、赤ちゃんが自分で顔を
引っ掻いてしまい傷を作ってしまうことを
防ぐために使用されるのではないでしょうか?

 

生まれたばかりの赤ちゃんの爪はとても薄く鋭いため
ちょっと爪が顔をかすっただけでも、傷を作ってしまいます。

 

実際に我が家の子どもたちも、
赤ちゃんの頃は顔にちょっとした傷が
常にできているほどでした。

 

手の動きが活発になってきてからは、
時に傷が多かったように思います。

 

赤ちゃんの綺麗な肌にスッと
赤い切り傷がついていると目立ってしまうので、
お父さん、お母さんは心配になってしまいますよね。

 

ミトンをしていれば爪が隠れるので
どんなに激しく手を動かしても、顔を傷から守ってくれます。
そのためにミトンを使用するという方が多いようです。

 

また、月齢の低い赤ちゃんのほとんどは
乳児湿疹を経験します。赤ちゃんが痒がって
触ってしまうと悪化する恐れがありますし、
薬をつけている場合は、赤ちゃんの手に
薬がついてしまうこともあります。

 

赤ちゃんが顔を触ってしまわないように、
常に注意を払っておくことはできませんので、
そういったことを防ぐためにもミトンが活躍してくれるのです。

 

 

ミトンが良くないと言われる理由

 

ではそんなミトンが良くないと言われる
理由はどこにあるのでしょうか?

 

まず1つめに、赤ちゃんならではの
体温調節を阻害してしまうことがあげられます。
体温を調節する機能が未熟な赤ちゃんが、
手や足から熱を放出することで体温の調節を行っています。

 

冬場などに、赤ちゃんの身体は温かいのに、
手だけが冷たくひんやりしていることが多いのはこのためです。

 

ミトンをしていると、熱が放出されずに
ミトンの内部に熱がこもってしまいます。

 

蒸れて手に汗をかいてしまったり、
上手に体温調節ができずに身体に熱がこもり、
体調を崩してしまう可能性もあるのです。

 

赤ちゃんが自然に行っている体温調節を
ミトンが妨げてしまうのですね。

 

また、赤ちゃんは自由に手が動かせるようになると
最も身近なおもちゃとして自分の手を認識します。

 

指を舐めたり、こぶしをしゃぶったりすることで
ものの形やかたさ、手の動かしかたなどを学びますが
ミトンをしてしまうと、その行動を妨げてしまうことも。

 

ミトンをしたまま手を舐めてしまう赤ちゃんもいますので
よだれまみれのミトンは衛生的にちょっと心配ですね。
かといって頻繁に取り替えるのも大変。そもそもミトンをしていると
自分の手を正しく認識できませんね。

 

他にもミトンの内側の糸がほつれて
指にからまってしまったり、寝ている間にミトンが
はずれて顔にかかってしまったりというような
事故を引き起こす可能性も否定できません。

 

これらの理由から、ミトンの使用について否定的な
意見が出ているのです。

 

 

使うとしたらいつまで?

 

ミトンの使用にデメリットがあるとはいえ、
乳児湿疹がひどかったり、塗り薬を使用したり
している場合はどうしてもミトンの着用が
必要な場合もあります。

 

使用する場合には、親の目が届かない夜間は控える
など細心の注意を払える状態のときがいいですね。

 

また、熱がこもらないように、長時間つけっぱなしに
せずに時々はずして手を空気に触れさせてあげたり
糸くずが指にからまっていないかチェックしてあげたりと
こまめにケアをしてあげることも大切です。

 

いつ頃までミトンを使うのが良いかというのは
それぞれの判断によってきますが手の動きが
激しくなって、ミトンが自然にはずれてしまうようになったり

 

手を舐めたくてミトンを口に入れてしまうようなことが
増えたりした場合はミトンの意味がなくなったり、
窒息事故のリスクが高まったりする時期ですので
どうしてもの場合以外は使用をやめるのが賢明かと思います。

 

 

ミトンを使いたくない!という場合は

 

適切に使用すれば、赤ちゃんの肌を
傷から守ってくれるミトンですが、
リスクがあるならば使用は控えたい、
という方も多いでしょう。

 

私も子どもたちが赤ちゃんのときは
ミトンは使用しませんでした。

 

2人の子どもたちはどちらも冬生まれでしたので
手をバンザイにして、寝ていると
手が冷たくなるのがとても気になっていましたが
ミトンの使用にリスクがあることは聞いていたので
使用しない判断をしました。

 

ですから、前述のように赤ちゃんのうちは
あちこちに顔に引っかき傷を作っていました。

 

赤ちゃんの傷の治りというのは
思った以上に早いものですので
それほど気にする必要はないかと思いますが
やはり傷を作らないに越したことはありませんので

 

ミトンを使わないのであれば、
できるだけ頻繁に爪を切ってあげることが大切です。

 

赤ちゃんの爪の伸びはとても早いです。
小さな爪を切るのは、慣れないうちは勇気がいるので、
頻繁に切るのはちょっと負担になるかもしれません。

 

しかし、爪切りも回数をこなすうちに慣れてきますし、
赤ちゃんの可愛いお顔を守るために必要なことですので
できるだけ短く、尖った部分がない状態をキープしてあげましょう。

 

また、手の冷えが気になる場合は
身体の暖かさをチェックしてみてください。
身体が暖かければ、手が冷えていても
ミトンなどで暖かくしてあげる必要はありません。

 

あまりに冷たくて気になるときには、
私の場合は自分の手でさすって温めたり、
少し袖の長い服を着せて、手をすっぽり
袖の中に入れるようにしていました。

 

適切かどうかは分かりませんが、
ミトンのようにすっぽり覆ってしまわないので、
冷気から手を守りつつ、熱がこもらないようには
できたかな?と思います。

 

ミトンを使用しない場合は、やはり使用した場合に比べて
傷の多さにははっきりと違いが出てくるかと思います。
メリットとデメリットをきちんと理解したうえで
使うか使わないかを判断し、それぞれの場合に
合ったケアをしてあげることが大切ですね。

 

関連記事
赤ちゃんの爪切りのコツやベストのタイミングは?

 

 

ミトンを使うか使わないか 適切な判断を

 

赤ちゃんのミトンにはメリット、デメリットがあります。
リスクがあるので使いたくないという方が多いかもしれませんが
使った方が赤ちゃんのためになる場合もあります。

 

どちらの場合でも大切なのは
お父さん、お母さんんが適切にケアをしてあげること。
手間のかかることではありますが、可愛い赤ちゃんを守るために
気を配ってあげてくださいね!

 

赤ちゃんの手が冷たい時の対策は?〜温め過ぎは要注意〜
赤ちゃんの手が臭い!!〜試して欲しい対策とケア方法〜
赤ちゃんに冬、靴下は履かせる?外と室内では必要?
赤ちゃんが寒いか見分ける方法と寒い日の服装について

sponsored link

sponsored link


sponsored link

このエントリーをはてなブックマークに追加 

おすすめのコンテンツ