赤ちゃんのよだれかぶれが治らない〜薬は使う?予防法や治し方〜

赤ちゃんのよだれかぶれが治らない〜薬は使う?予防法や治し方

 

赤ちゃんってどうしても
よだれがたくさん出ますよね。
どんなにお母さんが
気を付けてあげていても、
全てふき取ることなど
到底できないかと思います。

 

そうこうしているうちに
口周りや首がかぶれてしまい、
とても痛そうな様子を見ると
本当に可哀想になってしまいますよね。
私も息子のよだれかぶれには、
ずいぶんと悩まされました。

 

そこで今回は自身の体験談をもとに
なかなか治らないよだれかぶれの
治し方や、薬の使用の有無、
そして予防法に至るまで
紹介していきたいと思います。

よだれかぶれの原因と出来やすい部位、注意すべき時期について

 

そもそも赤ちゃんはなぜよだれかぶれに
なってしまうことが多いのでしょうか。

 

まず、大人と違って赤ちゃんは
口を上手に閉じることが出来ません。
そのうえ歯の生え始めの時期であったり、
オモチャや身の回りのものなどを
口に入れることで確認するような時期には
よだれの分泌量が著しく増えます。

 

これにより、垂れたよだれが口周りに
長い時間留まり
かぶれてしまうのです。

 

また、よだれかぶれ=口周りという
イメージが強い方もいらっしゃる
でしょうが、実は確認しづらいだけで
首回りも注意が必要。

 

赤ちゃんの首は脂肪が多いため
蒸れやすくなっています。
口から首元までよだれが垂れてくると
首によだれがたまり、
蒸れてかぶれとなってしまうのです。
息子の場合はまさにこれでした。

 

更に、赤ちゃんの皮膚は大人に比べて
薄くて刺激に敏感なため、
かぶれやすいというのも1つの
原因と言えるでしょう。

 

よだれかぶれが出来やすい時期は、
先ほど紹介したように、
口に物を入れるようになったり
乳歯の生え始める前後である
生後5〜6ヶ月頃が多いでしょう。

 

息子も生後6ヵ月頃から
急激によだれの分泌量が増えたような
気がします。
このころからは特に注意が必要ですね。

 

 

よだれかぶれの予防法

 

よだれかぶれに悩まされる前に、
まずは出来る限り予防をしてあげることが
大切になります。

 

一番の予防策は、口周りを常に
清潔に保つことです。

 

よだれかぶれは「よだれ」が
原因なのですから、これを
ふき取ることが
一番大切といえるでしょう。

 

しかし、常に垂れているよだれを
拭き続けるということは、
お母さんにとっても赤ちゃんにとっても
ものすごいストレスかと思います。

 

そんなときは、特によだれの量が
ひどいときを狙って
しっかりとふき取るようにしましょう。

 

また、よだれをふき取りながら
口の周りや顔周りを指でツンツンと
触れるなど、触れ合い遊びを
交えながら拭くと楽しく
拭くことが出来ますよ。

 

よだれを拭く際には絶対に
ゴシゴシと力を入れないようにしてくださいね。
赤ちゃんの弱く敏感な肌は
これだけでもすぐに傷ついてしまうのです。

 

濡らしてよく絞ったガーゼなどで
優しくトントンと拭いてあげましょう。
外出先などですぐにガーゼが
濡らせない場合には、ノンアルコールの
ウエットティッシュで
拭いてあげると良いですね。

 

また、保湿を行うことも有効です。
ベビー用ワセリンやヒルドイドなどを
口周りや首元に塗ってあげると
油の膜が出来ますので、
乾燥だけではなくよだれからも
肌を守ってくれますよ。

 

しかし、口周りは赤ちゃんが舐めてしまう
可能性が高いため、塗りすぎには
注意が必要です。

 

更に首周りに塗る際も、
塗りすぎると保湿されすぎて
余計に蒸れが悪化してしまいますので
適量を心がけましょう。

 

 

なかなか治らない!よだれかぶれの治し方や薬について

 

続いては、実際に赤ちゃんが
よだれによりかぶれてしまったときの
対処法について紹介します。

 

よだれかぶれの治し方は、基本的には
予防法と変わりません。
口周りや首元を清潔にすることを心がけたり、
保湿を行うことで
少しずつ良くなっていくことがあります。

 

しかし、なかなか治らずに
悪化してしまう場合もありますので
注意が必要です。

 

悪化してしまったかぶれは
本当に痛々しいですし、
また月齢の低い赤ちゃんは特に
自分で上手くかゆみを訴えたり
触ったり出来ませんので、
機嫌が悪くなります。

 

そのような場合には一度皮膚科にかかり
医師に診てもらうと良いでしょう。

 

私も息子の首元のよだれかぶれで
悩まされたとき、始めはすぐに
治るかなと考えていたのですが、
段々と真っ赤にかぶれたり皮膚が少々
めくれあがってきてしまったため、
皮膚科にかかりました。

 

今考えればもう少し早い段階で
受診していればよかったと後悔しています。

 

皮膚科を受診すると、
キンダーベートというステロイド剤と
ヒルドイドという保湿剤の
2種の軟膏が処方されました。

 

ステロイドと聞くと子どもに使っても
大丈夫なのか、と不安に感じてしまいますよね。
しかしキンダーベートは乳児でも
使用することが出来る弱い
ステロイド剤ですし、用量用法を
守り使いすぎなければ
安全なものなので、心配いりませんよ。

 

そしてやはりステロイド剤の効果はすごく、
キンダーベートを使い始めてからというものの
2〜3日程度で赤みはすっかり収まりました。

 

ですから、個人的には
ステロイド剤の使用を心配して避けるよりも、
医師の指示を守って薬を使用することで
かゆみや不快の原因を少しでも
早く取り除いてあげるほうが
赤ちゃんのためには良いと感じます。

 

 

赤ちゃんがよだれかぶれになってしまったときの注意点

 

最後に、赤ちゃんがよだれかぶれに
なってしまったときの注意点を
いくつか紹介していきます。

 

 

・スタイやよだれかけには注意が必要
よだれの分泌量が増えてくる時期には、
赤ちゃんにスタイやよだれかけを
つけてあげるお母さんも多いですよね。

 

しかしこのスタイ、素材によっては
かぶれている皮膚を刺激してしまうことも
ありますので注意が必要です。

 

普段使いのものもさることながら、
離乳食が始まっている赤ちゃんは
食事用としてビニール製スタイを
使用することもあるかと思います。

 

しかし、息子の場合はこのビニールが
刺激となり、首回りのかぶれが
悪化してしまいました。

 

かぶれが治るまでは素材にも注意が
必要ですね。

 

また、よだれの量が多い赤ちゃんのスタイは
すぐにビショビショになってしまいます。
よだれだらけのスタイを長時間つけていると、
スタイについたよだれによって
更にかぶれが悪化してしまいますので、
こまめに取り換えてあげるように
心がけましょう。

 

 

・特に授乳後や食後には口周りを清潔に保つ
かぶれてしまっている口元に
母乳やミルク、食べかすなどが残っていると
更なる刺激となってしまいます。

 

濡れたタオルやガーゼなどで優しく拭き、
口周りを清潔に保つようにすると
良いですね。

 

 

・かぶれを放置しないこと
赤ちゃんの皮膚はとても弱くて敏感です。
少しのよだれかぶれが
あっという間に広がり悪化してしまう、
ということも少なくありません。

 

かぶれていることに気が付いた時点で、
いつもより口周りの清潔を心がけたり
心配な場合には皮膚科を受診するなどし、
そのまま放置してしまうことのないように
しましょう。

 

 

赤ちゃんのよだれかぶれは、適切なケアを行えば必ず治ります

 

赤ちゃんがよだれでかぶれてしまったとき、
あまりの痛々しさに
自分を責めてしまうお母さんも
いるかもしれません。

 

しかし赤ちゃんのよだれが多いのも
よだれが垂れてかぶれてしまうのも、
ある程度仕方がないことなのです。
どんな赤ちゃんにも起こりうることなので、
決して日ごろのケア不足とは
思わないでくださいね。

 

そしてよだれかぶれは
放置せずに適切な対処法を行っていれば
必ず治ります。
そしていつかその悩みから解放される時も
訪れますので、
あまり神経質になりすぎないように
してください。

 

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